2013年 04月 17日
「自家製フルーツブランデー」の故郷を巡るパリ・コニャックの旅Vol.5
今日はお知らせから! 以前、ブログでもご紹介したフルーツカービングの多胡先生とサントリーさん
のスペシャルコラボによる動画 フルーツカービングを使った新しいブランデーの楽しみ方!が
現在公開中です♪先生の魔法でフルブラの魅力が最大限、いや、それ以上に引き出されています
これを見たらフルブラの世界に飛び込みたくなること必至!!
前回の続きです。蒸留所に行く前にロワイエ社のオフィスでまたもや素敵な出会いが。。
貯蔵庫を見学後、お隣のオフィス(?)に移動しました。この黒いカビが石造りの建物をより一層
重厚に見せてくれる。遠い国からやって来た私たちに何か語りかけているような神秘的な感じ・・・
まず、ロワイエ社社長の加藤さんから工場の歴史、生産・販売などについてお話がありました。
あっ
深いお顔立ちのジェントルマン!ヨーロピアンオーラが漂っていました
そして、再びムッシュ・クボタからブランデーの説明を受け、その後、ブランデー官能体験として、
左から「しっかり原酒」・「スッキリ原酒」・「フルーティ原酒」の3種類のコニャック原酒にトライ!!
これらの原酒はアルコール度数が約60度
日本向けのものは約40度。ちなみにアメリカでは53度のブランデーがよく売れているんですって
この体験で私、原酒がのどに直撃してみごとにムセました・・・(笑) とてもよい経験になりましたっ
これら原酒の特徴を生かし、「芯(しっかり原酒)」・「軽快さ(すっきり原酒」・「フルーティ(原酒)」
をバランスよくブレンドするのがチーフブレンダーのムッシュ・ローランロワン
「ブレンダーという仕事で必要なことは?」という質問に対して・・・
「想像性、直感、味を描く力、そして、一番よいものを選んでよい組み合わせを見出すこと。
さらに、様々な要素から味を発展させていくことが重要なのです。」とお答えになりました
なるほどぉ~。これって料理にも共通する要素がたっぷりと詰まっているコメントでは?
職人好き(実は自分もなりたい!)な私の目にはたまらなくかっこよく映りました。感動
そして、フルブラ作りに欠かせないサントリーV.Oの品質特徴のレクチャーもありました。
V.Oはしっかりしたグレープブランデー感(そもそもブランデーはワインを蒸留したお酒)、
何と言ってもフルーティー!軽くてすいすい飲める!そして、 後口の余韻がスッキリ☆
つまり、フルーツとの相性が抜群なのでフルーツブランデー作りに最適というわけです
ここでもためになるお話がいっぱいでした。けど、ムッシュ・クボタは「時間が足りない!
次回はあと1~2日増やしてもらわないと説明しきれないよ~」だって。ムッシュ・クボタの
ブランデーにかける情熱はほんとうにすごいのです。もっともっとお話が聞きたかった。
そして、彼が用意してくださったLiquer44(TOP画像左)をみんなでいただくことになりました。
このインパクトある見た目から、はじめは何が出てきたのか?とビックリでした。こちらは
オレンジにコーヒー豆を44粒刺し、バニラビーンズとグラニュー糖を加えて44日間漬けるという
とってもめずらしいフルブラなのです
つまり、フルブラがよりおいしくなるのだそう。甘いのが苦手って方もほんの少し入れるといいかも
この日の最後は蒸留所見学。分刻みのスケジュールにみんなバタバタ
ここのところ、旅のレポートばかりでフルブラが載ってない!!?というわけでおまけレシピ。
パッションフルーツとバナナでトロピカルなフルーツブランデーを作ってみましたよ~
パッションフルーツの甘酸っぱさと食感、そして、バナナのとろ~りな甘さが絶妙ですっ。
パッションフルーツとバナナのトロピカルフルブラ
【材料】400mlの漬け込みガラス容器 1個分
パッションフルーツ 1個
バナナ 1本
サントリーブランデーV.O 300ml
【作り方】
1. パッションフルーツは半分に切りスプーンで中身を取り出す。バナナは皮をむき4~5等分に切る。
2. 漬け込み容器に1を入れブランデーを注ぎ、直射日光の当たらない涼しい所に1日置く。
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フルブラサイト
この本は日々の献立に加え、調理師免許を生かしたテクニックを総ざらい